本田武史がGPシリーズを分析。
女子は「日本vsロシア」の対決が軸 (2ページ目)
メドベデワら「フィギュア王国」ロシア勢との戦いにも注目 photo by Noto Sunao/ Dreams on Ice2017 日本勢は五輪出場枠が2枠になったことで、GPシリーズでも激しい戦いが見られると思います。誰が出場権を手にできるか、シーズン開幕戦から結果が気になるところです。優位に立ちそうなのは、やっぱり安定感のある演技が光る三原舞依選手だと思います。あとは、宮原知子選手がどこまでコンディションを戻してくるか。そして3回転ルッツを1本しか跳ばない本田真凜選手が、ルッツを2本跳ぶ選手との差を表現力でどれだけカバーできるかですね。
海外勢の中では、世界ジュニア女王であるロシアの新星、アリーナ・ザギトワ選手がメダル争いに加わってくるでしょう。トリプルアクセルをプログラムに組み込んできそうな、アメリカ代表の長洲未来選手にも期待したいですね。復帰してきたベテランのカロリーナ・コストナーも調子がいいようなので、上位争いに顔を出してきそうです。あの大人の魅力溢れるスケートには、若手選手はかなわないでしょうね。
それでも、今シーズンもエフゲニア・メドベデワ選手の独壇場になるのは間違いない。そう断言できるほどの強さです。
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