本田武史がGPシリーズを分析。
女子は「日本vsロシア」の対決が軸 (3ページ目)
いずれにしても昨シーズン同様に、とにかくロシア勢が強すぎます。メドベデワ選手を筆頭に、ザギトワ選手、そしてアンナ・ポゴリラヤ選手も調子を戻してきており、ポリーナ・ツルスカヤ選手も上位争いに顔を出してくるはず。さらに、これだけジュニアから選手が育ってきているのに、アリョーナ・レオノワ選手やエリザベータ・トゥクタミシェワ選手、エレーナ・ラジオノワ選手が頑張っているという層の厚さがすごいです。
GPシリーズはどの試合も「日本vsロシア」の戦いになりそうですが、その他ではケイトリン・オズモンド選手らカナダ勢も侮れない存在になるでしょう。昨シーズンの世界選手権の結果は意外でしたが、納得の演技を見せていました。勝負の行方を占うのは簡単ではありません。
特に面白い試合になりそうなのは、男子同様に第4戦のNHK杯です。メドベデワ選手、コストナー選手、ツルスカヤ選手に、宮原選手、本郷理華選手、白岩優奈選手の日本勢がぶつかります。そこでぜひ、宮原選手の復活した姿を見たいですね。
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