本田武史がGPシリーズを分析。女子は「日本vsロシア」の対決が軸
【本田武史のGPシリーズ展望 女子編】
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平昌五輪の出場枠「2」を争う日本の女子フィギュア選手たちにとって、今年のグランプリ(GP)シリーズは、自身とライバルたちの仕上がり具合を確かめるためにも重要なシリーズとなる。シニアデビュー戦でいきなり優勝した本田真凜、昨シーズンに大きな飛躍を遂げた三原舞依と樋口新葉、そして、ケガからの完全復活を期す宮原知子が、日本選手権を見据えながらどんな滑りをするのかに注目だ。
GPシリーズ第4戦のNHK杯で復帰予定の宮原 photo by Noto Sunao また、五輪本戦で戦うことになる世界のスケーターたちの演技からも目が離せない。日本は、女王・メドベデワをはじめとしたロシア勢、昨シーズンの世界選手権で2位、3位を占めたカナダ勢、巻き返しを図るアメリカ勢を上回ることができるのか。
長野五輪、ソルトレイクシティ五輪に出場し、現在は解説者を務める本田武史氏に、男子に続いてファイナルまで1戦も見逃せないシーズンの展望を聞いた。
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女子の今シーズンは、ガラッと顔ぶれが変わるはずなので、誰が上位争いに加わってくるか、予想が難しいですね。とにかく若い選手ばかりです。特に今シーズン、日本女子はジュニアから大勢の有望株がシニアに上がってきました。彼女たちがどんな戦いを見せてくれるのかという点が、注目のひとつです。
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