来季への準備を進める浅田真央。新プログラムについてヒントを明かす (3ページ目)

  • 辛仁夏●文 text by Synn Yinha

 SPとフリーについては、合わせて1つのプログラムになっていて、いままでにないジャンルの曲です。私自身、ものすごく楽しみですし、ザ・アイスでSPもエキシビションナンバーも初お披露目ということで、気持ちはショーに向かっているので、うまく滑れるように練習していきたいです。ジャンプ構成についてはまだ決まっていません」

 3度目の五輪となる2018年平昌五輪を視野に入れて、来季は正念場のシーズンとなる。再び五輪でメダルを狙うためには、五輪プレシーズンでの活躍は必要不可欠になるからだ。

 カギを握るのは、浅田の代名詞であるトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)や連続3回転ジャンプといった高難度ジャンプの完成度になるだろう。現世界女王のエフゲニア・メドベージェワ(ロシア)、全日本女王の宮原知子ら10代後半の若手スケーターとの勝負に勝つためには、相当の覚悟が必要になるに違いない。

「復帰シーズンを終えてみて、スケートに対する気持ちはもっともっと向上していると思いますし、昨シーズンに得た課題もたくさんあるので、それをクリアにしていくことがいまの目標だと思っています。これまでの10年で、すべてにおいて成長していると思いますし、1年1年進化していかなければいけないと思っています。さらに進化した滑りができるようにしていきたいです」

 やる気モードに入った浅田真央が、いよいよ本格始動する。

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