【女子プロレス】荒井優希が振り返る"後ろ受け身キャンセル界隈"からの進化 アイドルとの二刀流時代には偏見との闘いも (3ページ目)
【プロレスに挑戦するも、"後ろ受け身キャンセル界隈"に】
2017年1月から7月に放送された『豆腐プロレス』(テレビ朝日系列)。プロレスを題材にしたドラマで、AKB48グループのメンバーが多数出演したことで大きな話題となった。2018年2月に豆腐プロレスのリアルイベント第2弾として、愛知県体育館で興行が開催されることになった。荒井はそのオーディションを受ける。
「全然やる気はなかったです。プロレスは知らないから怖かったし。でも、オーディションを受けるだけでも前向きな姿勢は見せられるから。選抜メンバー入りしていなかったので時間もあったし、何も挑戦しないのはおかしいと思って」
オーディションに合格し、練習がスタート。荒井だけ倒立もできなかったが、「できないことはやらなくていい」という空気で甘やかされたという。「受け身は?」と聞くと、「受け身もキャンセル。"後ろ受け身キャンセル界隈"です」という衝撃の答えが返ってきた。
さらに、こんな話も飛び出した。
「時間があったからオーディションを受けたと同時に、自動車学校に入ったんですよ。同時進行でやっちゃったから、立て込んだんですよね。自動車学校の期限が切れて8万円課金したから、そっちに行くしかなくて。プロレスの練習は行けませんでした」
豆腐プロレスでは、曰く「"最下層"だった」というが、得意技を習得したのもこの頃。オーディションで「Y字バランスができます」と言ったのを、コーチのミラノコレクションA.T.が覚えていて、「脚が上がるなら、かかと落としがいい」と伝授してくれた。これがのちに必殺技「Finally(ファイナリー)」へと進化する。
2月23日に開催された興行では、しゃちほこ連合のバブリー荒井として、第1試合の6人タッグマッチに出場。バード高柳(高柳明音)にPKからの片エビ固めで敗れた。
2021年4月に会見を開き、東京女子プロレスへの参戦を発表する。きっかけはDDTプロレスリング髙木三四郎社長(当時)からのスカウトだった。「あなたをスターにします」という言葉を聞いた荒井は、思わず笑ってしまったが、挑戦してみたいと思った。
アイドルになって8年目。2018年にAKB48グループの「世界選抜総選挙」で28位と大健闘したが、本人としては平坦で、「ただ続けているような感じ」だったという。
「『選抜メンバーに入りたい』という思いもない。『センターになりたい』も、もちろんない。『メンバー、ファンと楽しく過ごせればいいなあ』という時期でした。コロナ禍になってそれもできなくなったので、(プロレスを)やってみようと思えました」
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