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【女子プロレス】スターライト・キッドが振り返る強制ヒールターンと、スターダムでの野望「この体格でもできる、を証明していきたい」 (5ページ目)

  • 大楽聡詞●取材・文 text by Dairaku Satoshi

――今回はご自身の意志でユニットを立ち上げましたね。

キッド:初めてでした(笑)。既存のユニットに入るのもよかったかもしれないけど、NEO GENESISを立ち上げて正解だったと思います。今年4月に(鈴季)すずは脱退しましたが、私はワンダー王者、AZMはSTRONG女子王者(9月27日の後楽園ホール大会で上谷沙弥に敗れ陥落)、芽依ちゃんがハイスピード王者、最近までは私とAZMと光由でアーティスト王座と全員がベルトを巻いていたし、新春ユニット対抗リーグ戦も優勝。ユニットとして結果を出したと思います。

【目指すはスターダムでのグランドスラム】

――今後の目標はありますか?

キッド:ワンダー王座の価値、そして地位を上げたい。「スターダムといえば、ワンダー王者のスターライト・キッドだよね」と言われるところまでいきたいですね。

――ワンダー王座の最多防衛記録は上谷沙弥選手の15回。そこを目指すのでしょうか?

キッド:それ以上に、1試合1試合の防衛戦をしっかり戦いたい。それを積み上げた先に"記録"が見えてくると思います。私のような体格(身長150cm)の選手がトップ戦線に入るのは、昔はあまりなかったと思うんです。だから「無差別級の女子プロレスだからこそ、この体格でもトップになれる」というのを証明していきたいです。

 あとは、スターダムをもっと広めたいですね。スターダムは世界一のプロレス団体だと信じています。個人的な目標として、スターダムが管理するタイトルのグランドスラムを達成したい。あとは"赤"のワールド(・オブ・スターダム)王座だけなんです。今、グランドスラムを達成できる唯一の選手だと思います。

――10月20日には、新宿FACEでキッド選手のデビュー10周年記念大会 『キッちゃんファミリー危機一髪!?』が開催されます。

キッド:ありがたいことに、チケットは発売初日に完売しました。私は"なつ&さおりー(なつぽい&安納サオリ)"のように大規模なものは求めていません。

 もちろん、大田区総合体育館で開催した2人は素晴らしいと思います。ただ、私は私自身が楽しみたいし、周りの人たちにも楽しんでほしい。お祭り的な感覚のほうが強いですね。そのなかで、何かを残せたらいいなと思っています。

【プロフィール】

スターライト・キッド

身長150cm、体重48kg。スターダム7期生。2015年10月11日にプロレスデビューを果たす。2018年3月28日、新設されたフューチャー・オブ・スターダム王座の初代王者に。2021年6月、ユニット「大江戸隊」に強制加入。同年8月、なつぽいを破りハイスピード王座戴冠。2022年3月、渡辺桃とともにゴッデス・オブ・スターダム王者に。2024年5月、大江戸隊から追放。同年7月、自らが中心となる新ユニット「NEO GENESIS」結成。同年12月、5度目の挑戦で悲願のワンダー・オブ・スターダム王座を奪取した。

<インフォメーション>
スターライト・キッド デビュー10周年記念大会

『キッちゃんファミリー危機一髪!?』

会見では、ドラゴン・キッド(DRAGONGATE)、エル・デスペラード(新日本プロレス)も登壇し、タッグを組むことを発表!

日時:2025年10月20日(月)
開場:18:15 本戦開始:19:00
場所:新宿FACE

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【写真】スターダムのマスクウーマン スターライト・キッド フォトギャラリー

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