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「プロレスを広めたい」ウナギ・サヤカが、今の王者たちに思うこと「何のためにベルトを持っているのか本当に見えない」 (5ページ目)

  • 尾崎ムギ子●取材・文 text by Ozaki Mugiko

――フューチャー・オブ・スターダム王座のベルトを巻いていた時は、"査定マッチ"を定着させて、ベルトの意味がすごくあったように思います。

ウナギ:確かに。「ベルトに価値をつける」とか、安易な言い方であんまり好きじゃないんですけど、アーティスト(・オブ・スターダム王座)とかフューチャーのベルトは、ベルトを持っていた意味があったかな。自分にしかできないことをもっと考えていきたいですよね。

 そういう意味では、今、一番プロレスラーとしての仕事をしているのは、上谷とOZAWA(ノア所属)だと思います。一番大事なことって、やっぱりプロレスというものを世に広めていくこと。それを限りなく実行しているのは、あのふたりですよね。

――ウナギさんもプロレスを広めることにかなり貢献しています。

ウナギ:もちろん練習はしているんですけど、でもやっぱり自分に一番できることは、この世にプロレスというものを認知してもらうことだと思っているので。企業スポンサーがいないからこそ、YouTubeは圧倒的コンテンツにしなきゃいけないとはすごく思っていて、最近は本当にYouTubeを頑張っています。

――両国で1600万円の赤字を出したことを告白する動画とか、すごかったですね。あれは......大丈夫だったんですか?

ウナギ:大丈夫じゃないですよ!

(後編:両国で1600万円の赤字も「今の私なら取り返せる」 東京ドームシティでの自主興行は「アトラクションを巻き込みたい」>>)

■撮影協力 : 東京ドームシティ アトラクションズ

【プロフィール】

■ウナギ・サヤカ

1986年9月2日、大阪府生まれ。2019年1月4日、東京女子プロレス後楽園ホール大会にて「うなぎひまわり」としてデビュー。2020年11月、スターダムに初参戦。コズミック・エンジェルズを結成し、12月、アーティスト・オブ・スターダム王座を戴冠。2021年7月、フューチャー・オブ・スターダム王座を戴冠。2022年10月よりフリーになり、"ギャン期"と称して他団体に参戦。2023年10月、KITSUNE世界王座の初代王者、2024年1月6日、JTO GIRLS王者、1月7日、アイアンマンヘビーメタル級王者となり、三冠王となる。2024年1月、9月、後楽園ホールにて2度の自主興行を開催。2025年4月26日、両国国技館での自主興行を成功させた。168cm、54kg。X:@unapi0902

【大会情報】
■大会名:殿はご乱心 ウナギの夏休み
■日時:2025年8月2日(土)開場13:00 開始13:30
■会場:東京ドームシティアトラクションズ バイキングゾーン芝生広場

■大会名:殿はご乱心 夏のウナギ 赤の大合戦
■日時:2025年8月2日(土)開場18:00 開始18:30
■会場:東京ドームシティアトラクションズ バイキングゾーン芝生広場

チケット>>ウナギ・サヤカ屋さん。

著者プロフィール

  • 尾崎ムギ子

    尾崎ムギ子 (おざき・むぎこ)

    1982年4月11日、東京都生まれ。上智大学外国語学部英語学科卒業後、リクルートメディアコミュニケーションズに入社。求人広告制作に携わり、2008年にフリーライターとなる。プロレスの記事を中心に執筆し、著書に『最強レスラー数珠つなぎ』『女の答えはリングにある』(共にイースト・プレス刊)がある。

【写真】ウナギ・サヤカ 最新フォトギャラリー

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