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ウナギ・サヤカが明かす、自主興行で前田日明に受け身を見せた真意「黙っているわけにはいかなかった」 (2ページ目)

  • 尾崎ムギ子●取材・文 text by Ozaki Mugiko

――1870人といっても、前のほうの席はほとんど埋まっていました。熱気もすごかったし、動員数だけでは計れないと思います。

ウナギ:私も数字を聞いてびっくりしました。会場の熱は本当にすごかったから。でも、本来なら私が4試合やるべきじゃなかったと思うんですよ。ベストは2試合だと思う。興行のブランドをもっとちゃんと作っておかないと。これからどういう風にやっていこうかというのも含めて、すごく明確になった大会でした。

――今はまだ、ウナギさんが出ないと興行が成立しない?

ウナギ:はい。あの両国をゴールとするんだったら、めっちゃ楽しかったです。でも、自分はあそこがゴールじゃない。「あの面子を呼んでも、まだダメなんだ」って......。

――錚々たる顔ぶれでしたね。

ウナギ:多幸感というか、「みんなを幸せにしたい」という概念でやり始めたのが今回の興行だったんですけど、だったらレスラー間の関係値も、今のままだとそこまでできないと思うんですよ。もっといろんな人と関わって、いろんな世界を見ていかないと。

――レスラー間の関係値というと?

ウナギ:竹田(誠志)さんとか、今回初めて出てくれたんですけど、マジでカッコいいじゃないですか。だから、もっと面白い出方をしてほしいなとか思っちゃうし。あと、ZAMASですよね。

――第4試合に出場したZAMAS軍団、ヤバかったですね。面白すぎました。

ウナギ:「なんていうものを世に生み出してしまったんだろう」っていう感覚がすごいあります。ZAMAS絡みでもやりたいことめっちゃあるし......ぶっちゃけ、やってみないとわからないことのほうが多いじゃないですか。たぶんみんなも、プロレスラーとしてやったことないことって本当にたくさんあると思う。こんなにやっている私でさえ、まだあるなって思います。

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