【新連載】ウナギ・サヤカはWWE帰りの里村明衣子の引退会見に「マジかよ!」 即ワンマッチを決断し、リング上で愛を感じた (4ページ目)
――そうなんですね。すごい。
ウナギ:そういうのもあって、めっちゃ闘いたいなと思っていたのに、(WWEから)帰ってきたと思ったら引退会見だった。「うわ、マジかよ!」と思って。会見の時、「やりたい奴は名乗り上げてこい」って言ったじゃないですか。これって、今生きている女子レスラー全員への煽りだと思ったんですよ。この煽りに対して、ウナギ・サヤカとしては一番いい場所で、一番記憶に残るやり方でやらないと、絶対に先頭には立てないなと思ったし。速攻でしたね。
――里村選手が引退発表をしたその日に、後楽園ホールを押さえたと。
ウナギ:「(里村が引退する)4月29日までに、空いてる日を全部教えてください」って。
――ワンマッチ興行にしたのはなぜ?
ウナギ:ワンマッチはどこかでやってみたいなっていう気持ちはあったんですけど、そこは私もみんなと一緒で、機会とかタイミングがなかった。里村明衣子は「この人だったら失敗しても、すべてを懸けてもいい」と思える人だったんですよね。それほどの器だと思ってたし、それほどの覚悟を見せないといけなかった。迷いはまったくなかったです。
【里村とのワンマッチで「怖かった」こと】
――ワンマッチ興行をやることになって、他のレスラーから「私もワンマッチやりたかったのに」と言われたそうですね。
ウナギ:めっちゃ言われました。
2025年2月16日、里村明衣子とのワンマッチを行なったウナギ photo by 東京スポーツ/アフロこの記事に関連する写真を見る
――それに対して、「思っていてもやらないのがお前らで、やるのが私」と。痺れました。
ウナギ:集客というものに関して、今、本当にシビアなんです。後楽園ホールで興行をやった時、私が見るのは、南なんですよ。
――南側のオレンジ色のシートですね。
ウナギ:南のオレンジがどこまで埋まってるかって、一番にチェックしちゃう。正直、私もそれまでの興行は1200(人)とかだったし、そこを埋められてないということも含めて、むちゃくちゃ怖かった。
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