【新連載】ウナギ・サヤカはWWE帰りの里村明衣子の引退会見に「マジかよ!」 即ワンマッチを決断し、リング上で愛を感じた (3ページ目)
――どちらも大きい会場ですが、"逃げ"ですか?
ウナギ:なんて言うんだろうな......。横浜武道館とか大田区って、(お客さんを)埋めなくてもそこそこの形にできるんですよ。でも両国は、もろバレるじゃないですか。
――桝席とか、全部見えちゃいますもんね。
ウナギ:はい。だからもう両国しかないなって。両国って、めっちゃ借りるの大変なんです。相撲がない時じゃないと借りられないし、ちゃんとした人じゃないと借りられない。後楽園もそうなんですけど、借りる時にちゃんと敷居があるんです。だから、プロレス界に対しても見せるためには両国しかないなって。
――「プロレス界に対して見せる」というのは、どういうニュアンス?
ウナギ:私は今でも、女子プロレス界はスターダム一強だと思うんですよ。そこに近づいている団体はあるんですけど。そういう中で、やっぱりスターダムをビビらせる存在が出てこないと絶対にいけない。4月27日、スターダムは横アリ(横浜アリーナ)がありますけど、それでも両国ってめちゃくちゃビッグマッチだし、そこにタメ張れるくらいのことを誰かがやらないと。本当に負けられないから。
――いずれ東京ドームでやるなら、負けられない。
ウナギ:はい。それを一番、形として見せられるのが、両国。
【里村明衣子は「この人だったらすべてを懸けてもいい」と思える人】
――4月26日に両国国技館で自主興行やると発表したあと、その前に後楽園ホールでもう一度自主興行をやると聞いて驚きました。しかもワンマッチ興行(2月16日)で、対戦相手は4月29日に引退する里村明衣子という。
ウナギ:私、仙女(センダイガールズプロレスリング)に出させてもらっていて、橋本千紘とか、チーム200キロ(橋本&優宇)とかとやってたじゃないですか。その時、里村さんはまだWWEだったんですけど、「いつか試合したいです」っていうのは、ずっと言ってたんです。でも私みたいなタイプって、みんな嫌だと思うんですよ。
――どうなんだろう......。
ウナギ:たぶん嫌だと思うんです。負けてるくせに偉そうなこと言って、みたいな。一緒にいても私に対してちょっと嫌悪感があるのがわかるし、あんまりしゃべらない。でも、長与千種とか里村さんって、そういうのを出さずに、自分が思っていることや感じたことを対等に話してくれるんです。
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