棚橋弘至は東京ドームの2Daysに自信 オカダ・カズチカが抜けても、新世代がファンと「エネルギーを交換し合う」 (2ページ目)
――対戦するEVIL選手に対してはどんな感情がありますか?
「感情を抱かないようにしています。これまで、セコンドの乱入や介入が続いて、ファンの方から『もう観ません』という声が届くこともありました。12月8日の熊本大会(の6人タッグマッチ)でも、EVILをイスでぶっ叩き過ぎちゃいまして(笑)。人を2、3分もイスで叩き続けたのは初めての経験でしたが、なんの感情もなくなったんですよ。それで『俺って、意外と冷酷な一面があるんだな』と気づかされました」
【1・5の東京ドームは他団体、女子プロレスのファンにもアプローチ】
――1月4日の東京ドーム大会は新日本の団体内の闘いですが、翌1月5日の『WRESTLE DYNASTY』は世界との闘いがテーマと言えるかと思います。
「そうですね。2Daysでまったく違うカラーの興行を東京ドームで展開できることはうれしいです。ファンのみなさんも異なる楽しみ方ができるのではないでしょうか。東京ドームは、東京や関東圏だけではなかなか埋まらない規模の会場なので、日本全国からファンのみなさんに集まっていただけることを期待しています。1月5日の大会は試合開始時間を早めて(11時開場、13時開始)、終了時間も17、18時頃を予定しています。それなら日本全国どこにでも帰れるでしょうから、ぜひ2日間たっぷり楽しんでほしいです」
――スターダム、AEW、ROH、CMLLの4団体を代表する女子選手による4wayマッチも開催されますね。
「ここ数年、AEWに参戦した時に、男子のタイトルマッチと女子のタイトルマッチがひとつの興行で行なわれているのを何度も目にしました。日本では、男子と女子でプロレスが分かれている独自の文化がありますが、今の時代は、男女が同じ舞台で両立している形のほうが合っているのではないかと思いますね」
――それは棚橋さんが目指す「時代に合わせた変化」に繋がりますね。
「そうですね、僕の頭が柔らかいので(笑)。こういった取り組みを通じて、女子プロレスのファンやスターダムのファンが新日本を好きになってくれる可能性もありますし、逆に『女子プロレスも面白いじゃん』と、新日本のファンがスターダムの会場に足を運ぶこともあるでしょう」
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