『やめろぉぉ!』天龍源一郎の「53歳」に柴田勝頼が白目 リングサイドのケンコバは叫んだ (3ページ目)

  • 松岡健治●取材・文 text by Matsuoka Kenji

――そんな状態なら、叫ぶのも当然ですよ!

「最初に『プロレス界の謎』と言いましたが、このあり得ない攻防がひとつ目の謎です。天龍さんは柴田選手の入場時に、花道に突進していって柴田選手を投げ落すという、えげつないこともしています。当時24歳だった柴田選手を相手に、なぜ天龍さんがそこまでやったのか。

 柴田選手は棚橋弘至選手、中邑真輔選手と3人で『新闘魂三銃士』と名づけられ、売り出されていた。天龍さんは昔から、そういうふうに会社がレールを敷くことを嫌いがちでしたから、この時も新日本プロレスという会社に対してイラついていたのかもしれません。ただ、そうだとしても、『何もそこまで......』というぐらいのキツい攻めを繰り返しました。この謎の真相は、天龍さん自身にしかわからないですね」

――これがひとつ目の「謎」ということは、まだ別の謎もあるということですね。あと、ケンコバさんの「人生が格上げされた」ということの詳細も明かされていないんですが......。

「そんなに焦らないでください。53歳とPKのあり得ない攻防があった試合、この後の展開で俺が大きく絡んでいくんです」

(中編:天龍源一郎が「あん時の男か」 柴田勝頼に勝利した試合中のサムズアップ>>)

【プロフィール】
ケンドーコバヤシ

お笑い芸人。1972年7月4日生まれ、大阪府大阪市出身。よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属。1992年に大阪NSCに入学。『にけつッ‼』(読売テレビ)、『アメトーーク!』(テレビ朝日)など、多数のテレビ番組に出演。大のプロレス好きとしても知られ、芸名の由来はプロレスラーのケンドー・ナガサキ。

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