ノアの丸藤正道、新日本プロレスは「今の俺たちにとっては美味しいエサ」。1・8対抗戦でプロレス界のナンバーワンを「ひっくり返す」 (4ページ目)

  • 松岡健治●文 text by Matsuoka Kenji
  • photo by Tokyo Sports/AFLO

 事実、過去の対抗戦で新日本と絡んだUWFインターナショナル、WARといった規模が小さかった団体は、ほとんどが消滅している。そういった危険は、今回の横浜アリーナには潜んでいないのだろうか。

「昔は選手のレベルもあったと思う。大きい団体にいい選手が揃っていて、小さい団体はちょっと劣っている選手が多かったように感じます。ただ、そこに関して俺らは一切負けているつもりはない。食われるつもりもない。今の俺たちにとっては、そういう危険な部分が"すごく美味しいエサ"にも見えるんじゃないかな。ノアは(新日本を)美味しいエサとして捉えられるような団体だと自負しています」

 この先も対抗戦を続けていくかどうかについては、「難しい。やりすぎても面白くなくなっちゃうし、1回で終わってしまうのも味気ないかもしれない。やってみないとわからないですね」と悩める胸中を明かした。

 ただ、最後は確信を持ってこう言いきった。

「今までノアを見たことがない人たちもいるでしょう。でも、今回の対抗戦でわかるはず。みなさんが思っているよりも、ノアの選手はタフで強いよ」

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