上野勇希は新時代のイケメンプロレスラー。サウナで試合のイメージも整える (4ページ目)

  • 井木 康文 ●取材・文 text by Iki Yasufumi
  • photo by DDT プロレスリング

ーープロレスを全力で楽しむ姿は応援していても伝わってきます。では、上野選手の今後の展望はありますか?

 自分の名前だけでお客様が来てくれる選手を目指したいです。例えば対戦カードで僕のベルトの防衛戦だけが発表されていても「上野の試合があるなら行こう」と地方でもビッグマッチでも会場が埋まる状態です。そのような選手になるために、もっと個性を磨き、誰にも負けない試合のクオリティを目指しています。

ーービッグマッチとしては6月6日にサイバーファイトフェスティバルでプロレスリング・ノアの選手との対抗戦が決まっています。意気込みを教えて下さい。

 竹下・上野vs清宮(清宮海斗選手)・稲村(稲村愛輝選手)というタッグマッチですが、プロレスファンの多くは竹下vs清宮の構図に注目していると思います。もちろん竹下はすごい戦いを魅せてくれると思いますが、それでも上野が一番目立ってやろうと思っています。「DDTはすごいな!上野はすごいな!」となるような名前を売るための絶好のチャンスだと思っています。

サイバーファイトフェスティバルの記者会見の様子(左から上野、竹下、清宮、稲村)サイバーファイトフェスティバルの記者会見の様子(左から上野、竹下、清宮、稲村)

ーー最後に読者の方にメッセージをお願い致します

 世の中的にも元気がなくなりがちですが、元気がないときこそDDTのプロレスだと思っています。全力で戦って、全力で楽しんでいる僕らを観てエネルギーとパワーを持ち帰ってください!

締めのマイクパフォーマンスでは「もっとすごくなる」と意気込む締めのマイクパフォーマンスでは「もっとすごくなる」と意気込む

上野 勇希(うえの ゆうき)
1995年9月1日生まれ、大阪市八尾市出身。16年にプロレスデビュー。中学では陸上、高校では器械体操を経験。2020年1月にタッグチーム「ノーチラス」としてKO-Dタッグ王座獲得。2020年11月にDDT UNIVERSAL王座を最年少戴冠し、現在最多防衛記録を更新中。

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