今回の村田諒太は別人。スパーリングパートナーが状態の良さに驚いた (3ページ目)

  • 杉浦大介●取材・文 text by Sugiura Daisuke
  • photo by Kyodo News

----日本に滞在中、村田選手と交わした言葉の中で印象に残っているのはどんな話ですか?

「僕と村田は親しい友人同士になり、連絡を取ってきました。しかし、彼は自分の試合に関して話すのを好まない印象もあります。ボクシングをとても真剣に捉えていて、やるべきことをわかっている。ボクシングのことを誰よりも知り尽くしたミスター本田(本田明彦・帝拳ジム会長)が陣営にいて、アドバイスを受けることもできます。だから、他の人と試合について話す必要はない。僕とは日本のことや、帝拳ジムのこと、ブラントとの試合以外のことを話していましたね」

----最後に、試合の展開を予想してもらえますか?

「判定勝負になると思っています。ブラントもタフで、しっかり体を作ってくる選手なので、村田が彼をKOするのは難しいでしょう。ただ、今回の村田の出来であれば、116-112、あるいは117-111くらいのスコアで判定勝ちできると思っています。日本開催というのも、もちろん彼のアドバンテージになるでしょうね。(アメリカ東部の時間で)金曜日の朝、村田が再びチャンピオンになるのを楽しみにしています。王座を取り戻し、以前に話題になったゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)との試合など、"ドリームプラン"を再び進めていってほしいですね」

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