伊調馨が語る女子レスリングの新勢力図。
絶対女王が外から見ると... (6ページ目)
逆に今回は国別対抗得点で、これまで上位の常連だったロシアやウクライナなどが入ってきませんでした。一方でベラルーシが2位となり、強化が進んでいる国とそうではない国に分かれた印象です。東京オリンピックまで3年、女子もまだまだレベルが上がるので、これからも勢力図は大幅に塗り替えられていくでしょう」
そして最後に、自身のことについて話を聞いた。
「6日間、とっても楽しかったです。毎朝、大好きなクロワッサンを食べてから会場へ行き、10時から21時ごろまでずっとレベルの高い試合を観ることができて。こんな生活がずっと続けばいいなぁと。自分が戦ってきた道、若かったころのことを何度も思い出しました。
今はレスリングの技術だけでなく、メンタル面や栄養面、トレーニング、指導法などさまざまなことを勉強中ですが、やっぱり大会を生で観るのが一番。『あのマットに立ちたい』とまではいきませんでしたが、レスリングって本当におもしろい。ますます好きになりました」
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