「俺とミルコ、どっちが上か見せつける」
ヴァンダレイ・シウバがRIZIN参戦! (3ページ目)
――UFCの試合場はオクタゴンといわれる八角形のケージでしたが、RIZINは四角いリングです。あなたにとっては、どちらが戦いやすい?
「リングの方が好きだね。UFCのオクタゴンはすごく広くて(畳40畳分)、円に近いから相手はずっと逃げ続けることもできる。そうなると、俺の得意なヒザ蹴りは少し使いづらかった。だが、リングなら相手をコーナーに追い詰めることができるし、よりアグレッシブに戦える」
――RIZINのルールでは、PRIDE時代に得意技だった踏みつけやサッカーキック(グラウンド状態の相手の頭部への蹴り)もできますね。
「そうとも! 俺は踏みつけもサッカーキックも大好きなんだ。そういう攻撃がある方が、よりリアル・ファイトに近いからな。UFCではこれらの技が反則だから、その点でも俺にとって不利だった。だが、PRIDEルールと同じRIZINルールなら俺は誰にも負けないぜ!」
――昨年末のRIZINでは桜庭和志vs青木真也の試合もありました。あなたのライバルだった桜庭が、青木にグラウンドで殴られ続けタオル投入でTKO負けしましたが、あの試合をどう思いました?
「青木はいい選手だ。そして桜庭も強いハートを見せた。ただ、桜庭はコンディションが悪かったんだろうと思う。本来の桜庭なら、間違いなくもっといい戦いができたはずだよ」
――PRIDE時代のあなたの宿敵でいえば、クイントン・"ランペイジ"・ジャクソンも健在で、6月のBellatorでは石井慧に勝利しましたね。
「俺はランペイジをPRIDEで2度KOしてやった。100発近くヒザ蹴りをブチ込んでね。ヤツのことは大嫌いだし、すごくいい気分だったな(笑)。だが、UFCでは負けているから、ヤツともまたやりたいね」
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