宇内梨沙アナは生粋のゲーマー。連続プレー時間が示す半端ないゲーム愛 (3ページ目)

  • 龍田優貴●取材・文 text by Yuuki Tatsuta
  • 能登直●撮影 photo by Noto Sunao(a presto)

――ご自身のゲーム遍歴を語るうえで欠かせない作品はありますか。

 印象深いのは『ファイナルファンタジーX(FF10)』ですね。今でも忘れられなくて、5分あれば思い出し泣きでスーッと涙を出せます(笑)。小さい頃にやっていたゲームはそれほど物語性があったわけではなかったので、『FF10』と出会った時の感動ははっきり覚えています。

 世界を救うためには犠牲が必要だったり、決して叶うことのない恋があったりして、「ゲームでこんなに物語が練り込まれているんだ」って感動しました。自分でコントローラーを握って物語を進める没入感を体感して、「ドラマや映画以上に深いエンタメに出会った」と思いました。発売から20年近く経った今でもオススメできる名作です。

――例えば3~4日間ほど連休があるとしたら、どのようなスケジュールでゲームをプレーしますか。

 この間ちょうど2連休の時に、『エーペックスレジェンズ』()を21時から始めて次の日の15時までぶっ通しでプレーしました(笑)。1人でやるゲームなら途中で止めていたんですけど、(オンラインの)フレンドから入れ替わり立ち替わり誘われて......。フレンドと遊ぶ、その人達がやめる、別のフレンドと遊ぶ、と繰り返して気づいたら18時間経っていました(笑)。もし3連休、4連休だとしても最後の日に少し休めたらいいので、最後の日以外はゲームに費やすと思いますね。

※PC、PlayStation4/5、Nintendo Switchなどさまざまなプラットフォームでプレーできるバトルロイヤルゲーム。全60人のプレーヤーが3人1組のチームを組み、最後の1チームになるまで戦い抜くモードが人気。国内人気が特に高く、日本のプレー人口は世界2位を誇る。

――すさまじいゲーム力ですね。ちなみにゲームプレーを通して「私、成長したな」と感じる瞬間はありましたか。

 小さい時は兄と一緒に協力プレーをするか、1人だと単純なゲームしかできませんでした。でも初めて自分で『バイオハザード4』をクリアした時は「私、すごく強くなったな」と思いました。昔なら絶対に1人じゃクリアできないからプレーを眺めていたようなゲームなのに、自分でエンディングまでいけるようになった。この成長はゲームを通して実感しましたね。

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