宇内梨沙アナは生粋のゲーマー。連続プレー時間が示す半端ないゲーム愛 (2ページ目)

  • 龍田優貴●取材・文 text by Yuuki Tatsuta
  • 能登直●撮影 photo by Noto Sunao(a presto)

――兄妹同士の対戦プレーで喧嘩にはならなかったのでしょうか。

 一緒に遊ぶ兄が5歳上なんですが、30歳と35歳なら大して年の差は感じないけど、5歳と10歳だったら脳の成長もまったく違うじゃないですか。だから基本は私が負ける側。まったく勝てなかったので、負けることに対して嫌な気持ちにならず、喧嘩はしませんでしたね。

――1994年に初代PlayStationも発売されていましたよね。そちらもプレーはしましたか。

 家にあったのでプレーしました。ただ、まだ小さかったので、PlayStationのゲームは難しくてクリアできませんでしたね。だから自分でプレーはせず、兄が『バイオハザード』で遊んでいるのを横で見たりしていました。その頃から、誰かがゲームをしているところを見ること、今で言う「ゲーム配信」が私の中に根付いていきました。

 私が高校生ぐらいの時に「ニコニコ動画」がグッと盛り上がってきて、特にゲーム実況をずっと見漁っていました。今でも第一線で活躍されている方で言えば「キヨ。」さんや「ガッチマン」さんなど、ホラーゲームを中心に実況されている方の動画を見ていましたね。

――ゲーム実況にハマったのは、自分でプレーするよりも誰かがプレーしているところを見るほうが好きだからでしょうか。

 自分が買えなかったホラーゲームの物語を知りたかったというのが大きいですが、『バイオハザード』をプレーする兄の隣で一緒に楽しんだ気持ちを思い出しつつ、実況者さんの反応も楽しんでいました。あとニコニコ動画は視聴者のコメントが動画の上に流れるシステムなので、「私だけじゃなくて他の人も一緒に見ている!」という一体感がよかったです。

――ちなみに当時、周囲でゲームをプレーしている女性はいらっしゃいましたか。

 たまに誰かの家に集まってイベントっぽく遊ぶことはありましたけど、「一緒にこのゲームでガッツリ遊ぼう!」っていう女友達はいなかったですね。でも最近は『荒野行動』『PUBG MOBILE』()といったスマートフォン向けのゲームがあるので、そういうタイトルで女の子が遊んでいるのを見ると「女子もゲームで遊ぶ時代が来たんだ」と思います。

※『荒野行動』『PUBG MOBILE』ともスマートフォン向けのバトルロイヤルゲーム。最大100人のプレーヤーが島に降下し、最後の1人、もしくは1チームになるまで戦う。

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