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【女子バレー】河俣心海は宮部藍梨らとのポジション争いも「焦らない」 同期の活躍も励みに19歳で日本代表入り (2ページ目)

  • 小宮良之●取材・文 text by Komiya Yoshiyuki

【高卒1年目で日本代表に初選出】

 チームメイトとして一緒に戦ったイェーモンミャと柳千嘉(ともにデンソーエアリービーズ)、小山明(埼玉上尾メディックス)、中田藍美(クインシーズ刈谷)は、今やSVリーガーになっている。また、日本代表で世界バレーも戦った秋本美空(ドレスナーSC)を擁した共栄学園とは、全国の舞台でも熱戦を繰り広げた。

 高校2、3年と2年連続で春高バレーの決勝へとチームを導いた。1年時にはアンダーカテゴリーの代表にも招集され、アジアU18選手権で優勝も経験している。

「同期の選手たちはみんなレベルが高いので、『自分も頑張んなきゃ』って思いますね。やっぱり、うまい子がたくさんいると面白い。ライバル? いや、自分はライバルを作らないタイプです。ライバルを作ってしまうと、そのライバルが自分より上のようで嫌なので」

 実に彼女らしい。自負心が透けて見えるが、無邪気なだけに憎めない。

 昨年3月、ヴィクトリーナ姫路の内定選手としてSVリーグデビュー。その後、日本代表にも選出されている。その実力は伊達ではない。

 高校を卒業して1年目、彼女はオポジットとしての道を行く。

――ミドルでプレーする選択肢もあると思いますが、ポジションはどこでもいいのですか?

そう訊ねると、彼女は明言した。

「いや、オポジットがいいです! レフトはやったことがないのでわからないですけど、私はレシーブが好きで、上がったうれしさは半端じゃない。レセプション(サーブレシーブ)よりも、ディグ(スパイクレシーブ)が好きですね。ミドルはその感覚がないので、オポが好きですね。あと、トスの感覚も、うしろ目からオープンでくるトスを思いきり打つのが好きなので」

 河俣は断固として言う。オポジットへのこだわりは強い。

「高校時代、対戦した相手から『目が狼だよ』と言われたことはあります。自分ではわからなかったんですが。ファンの方にプレー動画を作ってもらって見た時、確かにグーっていう感じで『入り込んでいるな』と思いましたね(笑)。ただ、正直に言うと、自信がないのにあるように見せているだけかなって」

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