女子バレー・宮部藍梨「オシャレもSNSでの発信もプロ選手なら当然。女子バレーをもっと盛り上げていきたい」 (3ページ目)
【女子バレーに追い風が吹いている】
――昨年の皇后杯でクラブ初タイトルを獲得しましたが、いい時ばかりでなく苦しい時代も経験した。その経験が今につながることはありますか?
宮部 私たちは一度V2に落ちたことがあるので、その時が大きなきっかけになりました。応援して下さる方やスポンサーの方のために、落ちた年も、その次の年も何が何でも勝たないといけないと思いました。苦しい時にも離れることなく残って下さったスポンサーさん、支援して下さる会社の方々がたくさんいたので、余計に何が何でも勝たないと、と思った。プロ意識を持って戦わなければいけないと本当の意味で思わされた時があるとしたらその時でした。
――昨年は皇后杯を制して、SVリーグではファイナルにも進みました。チームとして着実に力をつけてきています。
宮部 すごくしんどかったですけど、皇后杯で勝てたことがチームとしては大きな成果になったし、取り組み方も変わったと思います。リーグで言えば、今シーズンが始まる前に「今シーズンのゴール」を決めるミーティングをしました。そこではみんなが「ベスト4に入ってファイナルをホームでやろう」と口にしていて、それは昨シーズンにファイナルを経験できたことが大きかったからです。
前回はアウェイで、ホームの声援や運営について、経験することができました。ただ、アウェイの試合では負けてしまったので、優勝するためにも「次は絶対に姫路のホームでSVのファイナルを戦いたい」と強く思いました。
――2026年の目標、これからのシーズンはどのように描いていますか?
宮部 リーグでは、少しでも多くの試合に出てライト、オポジットでの経験を積みたいと思っています。ミドルの時もそうでしたけど、経験を積まなければわからないもの、できないことがたくさんあります。少しでも場数を踏んで、今までできなかったことをできるようにしたいし、せっかくミドルの経験を積んだのでミドルの練習もしたい。そこは継続していきたいですね。
ミドルとして10段階のうち8まで経験できたのに、また次始める時には2でした、とならないように(笑)。スキルのレベルを保つために試合ではオポジットでも、ミドルの練習も継続していきたいです。
――リーグ全体を見ても今季は混戦ですね。
宮部 大げさじゃなく、全部の試合、どこがどこに勝つのか、まったくわからない。リーグも長いので、対策して、選手起用も考えながら回していかないといけない。見ている方には楽しんでいただけると思いますが、戦うほうはなかなか大変ですね(笑)。女子バレー全体に追い風が吹いていると思っているので、その力に背中を押してもらって、もっと速く走れたらいいなと思います。
Profile
宮部藍梨(みやべ・あいり)
1998年7月29日生まれ、兵庫県出身。身長181cm。小学3年生からバレーボールを始め、金蘭会高校進学後は、1年生からレギュラーで出場し、インターハイ、国体、春高バレーの高校3冠を達成している。ミネソタ大学大学院卒業後、地元である兵庫県のヴィクトリーナ姫路で活躍している。日本代表としては、2015年の高校生の時に初代表入りを果たし、2022年からはコンスタントに日本代表に召集され、世界を舞台に活躍をしている。
3 / 3

