【ハイキュー‼×SVリーグ】孤爪研磨のプレーが「勉強になる」アランマーレ山形の石盛めるも 自身は母の厳しさ・祖母の優しさで成長 (3ページ目)
――印象に残った名言は?
「音駒の猫又育史監督の『強いスパイクを打てる方が勝つんじゃあないんだ ボールを落とした方が負けるんだ』ですね。高校生の時に読んで、これが一番頭に残っていたんですが、あらためて今の私たちらしいなって思います。他チームの比べて高さもパワーも劣るかもしれないけど、相手のほうがスパイクが強くても、粘っている時はいい試合ができているので」
――好きなキャラクター、ベスト3は?
「1位が研磨で、2位が影山(飛雄)、3位が菅原(孝支)さん。全員セッターです(笑)。高校の時は影山が一番好きでした。どんなトスでも上げられるセッターになりたいと思っていたので。でも、今は研磨みたいに頭脳で戦えるセッターもかっこいいなって思います。そして菅原さんは、頭脳や技術もあるけど、陰で支えられる人間性がいい。自分も学びたいです」
――ベストゲームは?
「烏野vs青葉城西です。やっぱりセッターで、及川さんの姿には感動しましたね。負けた側にスポットが当たっていて、試合内容だけじゃなく、試合後のシーンもよかったです。最後の春高出場のチャンスで負けた悔しさ、仲間とやれた達成感......自分も高校時代に感じたものが伝わってきました」
(連載51:NEC廣田あいが今でも覚えている古賀紗理那のひと言 『ハイキュー‼』では音駒の監督の言葉が「腑に落ちる」>>)
【プロフィール】
石盛めるも(いしもり・めるも)
所属:アランマーレ山形
1998年9月10日生まれ、愛知県出身。166cm・セッター。祖母、母などの影響で保育園からバレーを始める。中学時代は全日本中学校バレーボール選手権大会。京都橘高校ではインターハイ、春高バレーでもプレーした。龍谷大学を経て、2021年にアランマーレ山形に入団した。
著者プロフィール
小宮良之 (こみやよしゆき)
スポーツライター。1972年生まれ、横浜出身。大学卒業後にバルセロナに渡り、スポーツライターに。語学力を駆使して五輪、W杯を現地取材後、06年に帰国。著書は20冊以上で『導かれし者』(角川文庫)、『アンチ・ドロップアウト』(集英社)など。『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューし、2020年12月には『氷上のフェニックス』(角川文庫)を刊行。パリ五輪ではバレーボールを中心に取材。
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