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石川祐希にかかるペルージャ初の欧州制覇 チャンピオンズリーグのライバルはポーランド勢 (3ページ目)

  • ダヴィデ・ロマーニ●文 text by Davide Romani(『ガゼッタ・デロ・スポルト』)
  • 利根川晶子●訳 translation by Tonegawa Akiko

【大塚達宣のミラノにもチャンスが】

 またペルージャは、ここにきて今シーズン初の3連敗を喫している。まずは3-2で敗れたリーグ戦のトレント戦。この試合でペルージャはマッチポイントを9回も逃がした。2戦目もリーグ戦でチヴィタノーヴァ戦(3-1)だ。そして最後は先週の土曜日に行なわれたコッパ・イタリア準決勝のヴェローナ戦。ペルージャは2-0とリードしていたものの、最終的には2-3と逆転され、カップ戦敗退が決まった。ペルージャの今季の目標は「すべてのタイトルを手に入れる」だったが、その夢はシーズン半ばで絶たれることになってしまった。

 ただ、それでもペルージャが優勝候補の一角であることは間違いない。ペルージャの最大のライバルはやはりポーランド勢となるだろう。

 また、石川の前所属チーム、ミラノもサプライズを起こす可能性は大いにある。今シーズンのミラノには挑戦できるだけのメンバーが揃っている。シーズン当初はフィジカル面で問題を抱えていた日本人アウトサイドヒッターの大塚達宣も、チームでますます大きな存在となってきている。

 ロベルト・ピアッツァ監督率いるそのミラノは現在C組の2位。1月30日に行なわれるグループステージ最終節では、C組トップの座をかけてポーランドのザビエルチェと直接対決する。

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