「『ハイキュー!!』は勉強になる」と清水邦広。同じサウスポーの牛島若利に似ていると言われるが「彼はすごすぎます(笑)」 (3ページ目)
――先ほど月島の話が出ましたが、音駒高校の黒尾鉄朗などからブロックを教えてもらうシーンもありますね。別高校の選手と練習をすることは、実際にもあるんですか?
「練習試合をすることはあっても、一緒に練習することはなかったです。パンサーズのチームメイトだった福澤達哉選手(昨シーズン限りで引退)がいた洛南高校(京都)や星城高校(愛知)などと2泊3日くらいで合同合宿することもありましたが、選手同士で仲がいいことはなかったですね。完全にライバルで、そういう敵対心が力になっていました。
だから、あのブロックを教えるシーンは新鮮でもありました。今の子たちは互いに教え合うことも多いんですかね。いずれにせよ、成長するための方法がたくさんあることはいいことだと思います」
――ちなみに、JTサンダーズ広島の小野寺太志選手(日本代表)は、角川学園高校1年の2mエース、百沢雄大のことを「自分がモデルかもしれない」と話していました。高身長というだけでなく、競技をやりだしてから短期間で活躍しだしたという部分も似ていますね。
「確かにそうかもしれません。考えてみると、今の日本代表には『ハイキュー‼』の登場人物とイメージが近い選手も多いですね。例えば鴎台高校のエースである星海光来は、約170cmという身長のハンデをジャンプ力や技術で凌駕する。代表メンバーでは、西田有志選手や髙橋藍選手も男子バレーのアタッカーとしては小さいかもしれませんが、それをモノともしないプレーを見せてくれます。
『ハイキュー‼』のファンで実際の試合をまだ見たことがないという方も、Vリーグの試合を見ると『あのキャラクターと似ている。あのプレーと同じだ』という視点でも楽しむことができると思いますから、ぜひ会場に足を運んでほしいですね」
――今回のコラボマッチへの意気込みを聞かせてください。
「『ハイキュー‼』という素晴らしい作品とコラボができるのはうれしいですし、一緒にバレーボールの熱を高めていく大きなチャンスです。もちろん本気のプレーを見せながら、さまざまな仕掛けも用意して、作品のファンの方にも楽しんでもらえたらと思います」
(後編:大学生Vリーガーたちへの助言と闘争心。自身とバレー界のために、ビーチバレーとの「二刀流」にも意欲>>)
◆『ハイキュー!!』×V.LEAGUE ALLSTAR SPECIAL MATCH“THE VOLLEYBALL”
日時:8月13日(土)15:00開場/16:30開演(予定)
8月14日(日)14:00開場/15:30開演(予定)
場所:大田区総合体育館
※VC長野トライデンツの池田幸太選手と矢貫龍馬選手は、スペシャルマッチDAY2への出場が見合わせとなりました。
◆パナソニックパンサーズ
◆Vリーグ
【画像】清水選手も選出。Vリーガー12人が選んだ『ハイキュー‼』ベストメンバー
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