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本人に聞く、バレー界期待の
「高校生Vリーガー」西田有志とは何者か (4ページ目)

  • 中西美雁●文 text by Nakanishi Mikari

――そこからどのように意識が変わったのでしょうか。

「僕はバレー選手としては背が低いので、それでも得点を決められるようになるにはどうすればいいか常に考えるようになりました。とにかく、ボーっとしてる暇がありません。高校ではボーっとしてるってわけじゃないんですけど(笑)。考える時間が増えたことが、今はすごく楽しいです。

 トレーニングに関しては、高校3年の夏にジェイテクトさんの練習に参加していろいろ教えてもらって、しっかり鍛えてきました。そのときに『筋肉がつきやすい体質』とも言ってもらったんですが、高校でやっとったトレーニングにプラスアルファができたことで、打球は速くなったと思います」

――練習と試合が続く中で、オフにはどうリフレッシュしていますか? 

「まだ高校生なので、友達と買い物に行ったり、ドラマを見たりするくらいですかね。恋愛ものが好きで、『逃げ恥』とかめっちゃ好きです(笑)。他にも映画をDVDで観るなどリフレッシュして練習や試合に臨みます」

――Vリーグで尊敬する選手や目標とする選手はいますか?

「Vリーグでは僕が一番下なので、うまいなと思う選手ばかりなんですが......。パナソニックの(ミハウ・)クビアクさんは駆け引きがすごくて、"世界のプレーヤー"という感じがしました。あとは、同じチームの浅野(博亮)さんも、身長は高くない(178cm)のにスパイクを決められる。ブロックを弾く技術は素晴らしいお手本です。

 同じサウスポーのオポジットである清水(邦広)さんは本当にパワフルで、決めるべきところで決める。それが全日本でやるには大切なんだなと。こうして名前を挙げだしたらキリがないんですけど、僕が考えているのは『いろんな選手を混ぜ合わせた"いいとこどり"の選手になりたい』ということ。だから、すべての選手を尊敬しているんです」

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