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柳田将洋がドイツの移籍先でキャプテン
「ハンターマサ」になっていた (2ページ目)

  • 中西美雁●取材・文 text by Nakanishi Mikari

――昨年10月の開幕戦では、いきなり大竹選手との日本人対決が実現しましたね。

「壱青と同じコートに立てたのはすごく嬉しいです。僕自身、初めて海外で戦うシーズンでいきなり対決が実現したことは不思議な気持ちですね」

――大竹選手のドイツ行きが発表される前には、「日本人対決を意識するのは僕にはまだ早い。いずれは、そういうこともあってもいいですけど」とおっしゃっていましたが。

「(大竹選手のドイツ行きは)サプライズな発表でしたからね。実際に対戦してみると、やはり刺激になります。異国のリーグに日本代表として頑張っている選手がいることは心強いですし、これからもモチベーションにしていきたいです」

――現在、チームのキャプテンを任されていますが、任命されたのはいつですか?

「キャプテンマークをつけたのは2戦目からで、そこからずっとキャプテンです。なぜ自分がキャプテンを任されたのか、詳細な理由はわかりません。でも、年齢もチームで上から2番目ですし、求められる役割をしっかり解釈しながらやっていきたいです」

チームミーティングで笑顔を見せる柳田 photo by Nakanishi Mikariチームミーティングで笑顔を見せる柳田 photo by Nakanishi Mikari――チームメイトとのコミュニケーションがより重要になると思いますが、特に話をする機会が多い選手はいますか?

「基本的に誰とでもよく話しますが、年齢が同じリベロのトーマス(・ルイス)、セッターのマリオ(・シュミドガル)、もうひとりのセッターのアレキサンダー(・ドミトリエフ)とはよく話します。彼らと練習をする中で強く感じたのは、英語を話せることが当たり前だということ。チームの共通語でもあるので、必要に迫られて勉強するようになりました。

 おかげで、だんだんと相手の伝えたいことがわかるようになってきています。日本語でも言いたいことが言葉にならないときもありますけど、それをドイツでもやったら本当に何も伝わらない。お互いに理解できる言語でコミュニケーションをとることの大切さを実感しました」

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