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イタリアの石川祐希を直撃。
3度目の挑戦で「言葉がわかってきた」 (4ページ目)

  • 中西美雁●文・撮影 text & photo by Nakanishi Mikari


イタリアで子供との記念撮影に笑顔で応じる石川イタリアで子供との記念撮影に笑顔で応じる石川――大学での戦いを終え、ラティーナでの活躍が期待されていますが、昨季と同じくケガで出遅れたこともあって出場時間は短くなっています。

「昨年末のミラノ戦の前の練習からAチームに入ったんですが、試合の3日前くらいにまた腰を痛めてしまってBチームに戻りました。今は腰の状態はいいんですけど、せっかく掴みかけたチャンスを逃してしまうケースが多いんです。ケガの原因がどこにあるのかをしっかり見直して、『スタメンで出る』という信念を持ってやっていきたいと思います。(過去に監督とサバーニが同じチームだったこともあって)今年は監督がサバーニを信頼しているので、スタメンを取るのはなかなか難しそうですけど。

 この前の試合(1月5日のBCCカステッラーナ戦)は、久しぶりにサバーニの調子がすごくよかったですね。でも、彼も波があるのでチャンスはあると思っています。サバーニは35歳のベテランですが、セリエAでは年齢が高い選手が起用されるケースが多いんです。そこは、今までの実績が評価されてのことでしょうね。まだ経験が浅い22歳の僕が信頼を得るためには、コミュニケーションをしっかりとって、何より、いいプレーをすること。スタメンを取るまで、それを徹底してやっていきたいと思います」

(後編に続く)

◆石川の妹、ハーフの逸材、二刀流...。春高バレーは未来の全日本だらけだった>>

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