2018.01.03

石川の妹、ハーフの逸材、二刀流…。
春高バレーは未来の全日本だらけ

  • 中西美雁●文 text by Nakanishi Mikari

 1月4日、全日本バレーボール高校選手権大会が東京体育館で開幕する。果たして、未来のバレー界を担う逸材は現れるのか。”春高バレー”に出場する男女の注目選手を紹介していこう。

 女子で大会3連覇がかかる下北沢成徳(東京)は、全日本男子のエースである石川祐希の妹で、2年生エースの石川真佑(まゆ)がチームを引っ張る。ここまで、インターハイと国体では頂点に届かなかったが、石川は「3連覇というより、目の前の試合に集中したい」と意気込んでいる。

前回大会で、1年生ながら優勝に貢献した下北沢成徳の石川真佑 photo by YUTAKA/AFLO SPORT 1981年からチームを指導する小川良樹監督は、174cmと小柄な石川の進化をこう評する。

「体力的なデータはすごく変化しています。特に、ランの記録は著しく伸びていますし、体幹もかなり強くなっていますね。ウェイトに関しても、スクワットもデットもベンチも20%くらいは記録が上がっています。これまでは、強い力を発揮するために自分の体を痛めているところがありました。ケガをしやすいというか、ずっと足のかかとに痛みがあったんですが、徐々に体が強くなってきたので、不安なく練習できるようになってきています」

 レシーブが課題とされてはいるが、その点について小川監督は「どの試合でも狙われますよね。木村沙織も、(東レアローズに入団した)黒後愛もそうでした。他のチームの皆さんに育ててもらっているんです」と、かつてのエースたちと重ね合わせ、大会期間中のさらなる成長に期待を寄せる。