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木村沙織なき女子バレー界、新鍋理沙と
古賀紗理那は世界に通用するか (3ページ目)

  • 中西美雁●文 text by Nakanishi Mikari
  • 坂本清●撮影 photo by Sakamoto Kiyoshi

 日本のバレー選手の中でも173cmと小柄な新鍋にとって、世界クラブ選手権で戦う相手は軒並み自分より長身な選手ばかり。代表の試合よりもその差は顕著と言えるかもしれない。9日のレクソナとの開幕戦も、本領が発揮できぬまま1-3で敗れた。

攻守で活躍が期待される久光製薬の新鍋攻守で活躍が期待される久光製薬の新鍋 しかし新鍋は、「自分たちのやってきたバレーは世界に通用すると思っています。久光の『ワンフレームバレー』で、世界に挑みたい。ディグ(スパイクレシーブ)や、つなぎで相手を上回りたいです。今日の個人的な出来は散々でしたが、チームとしてはいい場面もあったので、明日からは修正していきたい」と意気込む。

 新鍋は背は低いものの、「うまさ」には定評がある。ロンドン五輪で銅メダルを獲得した際には、攻守両面で活躍し、雄叫びを上げながらスパイクを打ち込む姿が印象的だった。これからの試合で、気迫のこもったプレーを見せてくれるだろう。

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