Vリーグ男子・東レの優勝に
「世界の高さとパワー」を破るヒントがある

  • 中西美雁●文 text by Nakanishi Mikari 坂本 清●写真 photo by Sakamoto Kiyoshi


 ヒーローインタビューでは、「苦しい場面も多々ありましたが......」と言うと、そのまま言葉に詰まり、目を潤ませた。

「全日本が(外国と)戦うときに呪文のように『高さとパワーにやられた』ということが言われますが、それを払拭したかった」

 小林監督は195cmで決して大型とは言えない助っ人外国人ジョルジェフを起用し、ミドルを多用する戦術で結果を残した。「ただ、(208cmで、豊田合成の総得点の半数以上をたたき出す)イゴールがいればラクだな、とは思います」と報道陣を笑わせて去って行った。

 昨年のオリンピック最終予選では、東レから米山と富松が全日本に選出されていたが、藤井や李なども新戦力になり得るところを見せた。さらに、チームとして日本が"世界"を相手にする際のヒントを提示したファイナルだったといえるだろう。


■バレーボール 記事一覧>>

4 / 4

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る