クロスリー真優16歳、テニスで生きる覚悟を決めた。「プロへの登竜門」で日本人初の連続優勝を果たした少女の次なる夢は? (6ページ目)
フロリダ時間の朝にインタビューを終えた彼女は、すぐにでもテニスコートに飛び出していきたい様子だった。
「テニスは大好き。1週間くらいオフを取ったんですが、数日したら『あーやりたいなー』と思いました」
そう明るい笑みをこぼし、「テニスが楽しいのは、練習すればするほどショットの精度も上がり、自分の成長を感じられる点」だと明言する。
今季は「一番好きな大会」である全豪オープンの、ジュニア部門に出る予定。
渡米と同時にテニスで生きる覚悟を固めた16歳は、新シーズンの始まりとともに、夢への本格的なスタートを切る。
【筆者プロフィール】内田暁(うちだ・あかつき)
編集プロダクション勤務を経てフリーランスに。2008年頃からテニスを追いはじめ、年の半分ほどは海外取材。著書に『錦織圭 リターンゲーム』(学研プラス)、『勝てる脳、負ける脳』(集英社)など。
6 / 6