大坂なおみ、リラックスして全仏へ。目標は新コーチとの初優勝 (2ページ目)

  • 神 仁司●文・撮影 text&photo by Ko Hitoshi

 そこを順当に勝ち上がった場合、3回戦からはシード選手との対戦の確率が高くなる。大坂が当たる可能性のある選手は、第29シードのマリア・サッカリ(29位、ギリシャ)で、1勝1敗。4回戦は、第14シードのマディソン・キーズ(14位、アメリカ)との対戦になれば、大坂の1勝3敗。2018年の全仏3回戦ではストレートで大坂が敗れている。

 準々決勝で顔を合わせるのは、順当であれば第8シードのアシュリー・バーティ(8位、オーストラリア)で、対戦成績は大坂の1勝2敗。または、第10シードのセリーナ・ウィリアムズ(10位、アメリカ)であれば、大坂の2勝0敗だ。

 2月上旬、初めて世界1位になった大坂が、アレクサンドラ・バインコーチとの関係を突然解消して周囲を驚かせたことは記憶に新しい。その後、3月上旬にジャーメイン・ジェンキンスコーチと新たなスタートを切ってからは、まだ優勝がなく、世界1位になって以降、結果が残せていない。

 全仏開幕時点で、大坂の世界ナンバーワンは18週目に入るが、大会後の成績次第で、大坂以外の4人の選手が1位になる可能性を持っている。

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