小柄でも強くなれる。西岡良仁が
培ってきたプロになるための思考法 (4ページ目)
津市のテニスコートでボールを追ったそのころから、身体に植えつけてきた反骨精神と『考える癖』。それらを大切に育て、西岡は今、世界の大海原で大男たちを相手にひたむきに頂点を目指している。
「来年は、40位台には絶対に行けると思います。ツアー優勝もしたい。ATP250を獲ったから500のタイトルもほしいですね」
プロフィールの「ツアータイトル数」の欄に刻まれた『1』の数字を、今後も増やしていきたいと彼は言った。原点であるコートから今に至るその路程を思う時、この先に続くさらなる栄光を思い描くのは、何も難しいことではない。
4 / 4