大坂なおみ、攻撃データはビーナスを圧倒。
もうすぐ世界がアッと驚く (4ページ目)
「少しがっかりしています。チャンスがあったのに、タイブレークでは、ビーナスの方がいいプレーをしました。彼女が本当にいいプレーをする中で、自分のベストは尽くせました」
こう語った大坂は、さらにビーナスのボールが短くなった時に、コートの中へステップインできず、うまく攻撃につなげられなかったことを反省した。この大坂の冷静な分析力には感心させられると共に、次にビーナスと対戦する時には勝利に近づけるのではないかという成長力と向上心を感じさせる。
初めてのウインブルドンで大坂は、自分がグランドスラムチャンピオンになる姿をイメージできなかった。だが、ビーナス戦を見た多くの人は、大坂が近い未来、チャンピオンになり得る可能性を感じたに違いない。そして、「コートでは、ポジティブに次のポイントに集中するよう心掛けている」という大坂がさらに自信をつけた時、彼女自身もチャンピオンになれることを確信できるに違いない。
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