【テニス】レジェンドたちが語る「錦織圭が世界ランク1位になる日」 (2ページ目)
「(錦織は)才能があり、世界のベストプレーヤーの1人です。その才能を、昨年、そして今年証明してきました。将来、グランドスラムを取る可能性があります。日本だけでなくアジアにとって、大きな存在です」
マラト・サフィン(35歳・ロシア)は、2000年US(全米)オープンと05年オーストラリアン(全豪)オープンで優勝した元世界ナンバーワン。豪快なパワープレーで、フェデラーを倒したことがある。サフィンは神戸で錦織のプレーを初めて実際に目にした。
「間違いなく素晴らしい才能の持ち主です。ストロークがいいね。特にフォアハンド。コートでは動きが速く、柔軟性もある。(錦織は昨年の)USオープンの決勝を戦っていますが、進化していければ、将来グランドスラムで優勝できるチャンスが訪れるでしょう。まだ若く、向上の余地がある。彼は背が高い選手ではないけど、サーブは改善できると思うし、ボレーも向上できるのではないでしょうか。マイケル・チャンコーチと取り組んで、ゲームも上達している。彼には明るい未来がある」
カルロス・モヤ(39歳・スペイン)は、1998年のローランギャロスで優勝した元世界ナンバーワン。ジュニア時代のラファエル・ナダルの才能にいち早く気づき、同郷のマヨルカ島で一緒に練習したという慧眼(けいがん)の持ち主だ。
「紛れもなく素晴らしい選手で、彼のテニスを見るのは楽しい。才能があるし、2年連続でトップ10をキープした。まだ若いので、これから数年はトップ10選手でいられるだろうし、昨年はグランドスラム優勝まであと少しだったけど、優勝できるチャンスがあると思う。動きがいいし、武器もある」
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