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ラグビー日本代表「超速」を体現するキーマン5人 名将エディーが「世界有数の10番になる」と絶賛する21歳も (4ページ目)

  • 齋藤龍太郎●取材・文 text by Ryutaro Saito

【李承信の座を狙う明治大4年】

 続いて4人目は、明治大学4年生のSO伊藤龍之介(21歳)を挙げたい。6月の日本代表宮崎合宿に招集されている3名の大学生(トレーニングスコッドを除く)のうちのひとりだ。

 今年1月の全国大学選手権で、明治大の「10番」は八面六臂の活躍でチームを大学日本一に導いた。世界の舞台で活躍するワールドクラスの選手を育成する「JAPAN TALENT SQUAD(JTS)プログラム」やU23日本代表などのユース代表の経験も、伊藤の成長をうながす材料となった。その結果、初めて日本代表に招集され、6月27日のマオリ・オールブラックス戦には10番で先発フル出場した。ネーションズチャンピオンシップで初キャップのチャンスを迎えている。

 ボールタッチからさまざまなオプションを瞬時に判断し遂行する「超速ラグビー」において、SOは最重要ポジションと表現して差し支えない。それまで李承信(り・すんしん/コベルコ神戸スティーラーズ/25歳)が10番の座を勝ち取ってきたが、今回は手術のために代表の選考対象外。李の不在の間に伊藤が台頭し経験を積めば、SOの層はより厚くなる。

 ジョーンズHCも「まだ若いが、彼の年齢(21歳)を考えると世界有数の10番になり得る。すばらしいスキルを持っている」と才能を高く評価しており、伊藤自身も明治大ラグビー部の公式Xで「齋藤直人さんとハーフ団を一緒に組めたら」と先発10番へ強い意欲を見せている。

 そして5人目として最後に挙げたいキープレーヤーは、FB上ノ坊駿介(22歳)だ。昨年度まで天理大学で活躍し、伊藤と同じくJTSやユース代表でその才を伸ばした若手FBである。

 アーリーエントリー制度により在学中の2月からコベルコ神戸スティーラーズでプレーし始めると、大学ラグビーのキャリアを終えたばかりとは思えないパフォーマンスで先発15番に定着。さっそくチームの優勝に大きく貢献し、シーズン11トライをマークするとともに新人賞を手にした。

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