ラグビー日本代表「超速」を体現するキーマン5人 名将エディーが「世界有数の10番になる」と絶賛する21歳も (3ページ目)
【強豪フランスで2シーズン活躍】
ジョーンズHCも「原田はかなりタフな経験をした。試合時間をあまりもらえずチームも苦戦していたが、そのような苦い経験こそが最高の経験になる。彼は生粋のタフな選手だが、今回はフィジカル面でさらにタフになってくれているはずだ」と、スーパーラグビーの経験による成長に期待を寄せている。
代表やリーグワンでしのぎを削って一段と評価を上げたHOの江良颯(えら・はやて/クボタスピアーズ船橋・東京ベイ/24歳)や佐藤健次(埼玉パナソニックワイルドナイツ/23歳)との「2番」争いは、間違いなく熾烈になる。
だが、いずれにしても「超速」の遂行のためには、彼らが中心的な役割を果たすセットプレーの安定は欠かせない。チームとしても、またポジション争いの面でも苦労しながら戦い抜いた原田としては、是が非でもその存在感を示したいはずだ。6月27日のマオリ・オールブラックス戦でJAPAN XVのキャプテンとして先発出場したのは首脳陣の期待の表れだろう。
3人目は「超速ラグビー」のアタックのカギを握るSH齋藤直人(28歳)だ。攻撃の起点からボールをさばき続けるSHは、まさにテンポのコントロールを司る"管理人"のような存在だ。
今回のネーションズチャンピオンシップに向けたスコッドでは、齋藤が同ポジション唯一のキャップホルダーであり(28キャップ)、2023年のラグビーワールドカップとフランスのTOP14の名門スタッド・トゥールーザンで2シーズン活躍し連覇に貢献した実績を持つ。抜群の経験値で、他の若いSHを引っ張る役割も任されるだろう。
現地6月27日に行なわれたTOP14の決勝までチームに帯同したことから、日本代表への合流は大幅に遅くなる。ただ、齋藤は昨年もTOP14優勝に貢献した直後に帰国し、7月12日のウェールズ戦の第2戦に先発出場している。シーズン終了直後の疲労度やコンディションにもよるが、強行スケジュールにはすでに耐性がある。
今大会は、ライバルの藤原忍(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ/27歳)を負傷による手術のため欠いている。そのなかで齋藤は、最も経験値のある9番として超速ラグビーを体現することになるはずだ。
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