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ラグビー日本代表、ふたりの外国籍選手がオーストラリア相手に互角の勝負「これが日本への恩返しの方法」 (4ページ目)

  • 斉藤健仁●取材・文 text by Saito Kenji

【2015年よりも優れたチーム】

 ガンターは明るい性格で、ムードメーカーとしてもチームに貢献している。ディアンズと同じく日本語を使いこなして、チームメイトと幅広いコミュニケーションを取っている。

「日本語を話すことで、日本の文化にリスペクトを示すことができると思います。日本人と外国人のギャップをなくすために、コネクトするために言葉は大事です」

 チームの一体感を増すために、ガンターは「背中で引っ張っていければ」という心意気で、公私ともに仲のいい主将ディアンズをサポートする。

 オーストラリアには惜敗したものの、さらなる進化を示すことができた2年目のエディージャパン。代表チームはこれからヨーロッパ遠征に出発し、11月1日は世界ランキング1位の南アフリカと、8日は同2位のアイルランドと対戦する。

 「このチームは(ワールドカップで南アフリカを下した)2015年よりも優れたチームだと思います。選手はさらに成長する可能性を秘めている。私たちは勝利を信じて欧州へ向かいます」(ジョーンズHC)

 ラグビー日本代表は、アイルランドを撃破した2019年ワールドカップ以来となる「金星」を奪うことができるか。

著者プロフィール

  • 斉藤健仁

    斉藤健仁 (さいとう・けんじ)

    スポーツライター。 1975年4月27日生まれ、千葉県柏市育ち。2000年からラグビーとサッカーを中心に取材・執筆。ラグビーW杯は2003年から5回連続取材中。主な著書に『ラグビー『観戦力』が高まる』『世界のサッカーエンブレム完全解読ブック』など多数。

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