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エディージャパンに呼ばれた「天才高校生」...梶村祐介は「それがプラスになったのかはわからない」 (3ページ目)

  • 斉藤健仁●取材・文 text by Saito Kenji
  • スエイシナオヨシ●撮影 photo by Sueishi Naoyoshi

 また、日本代表はキッキングゲームに限らずボールがよく動くので、それに対応するスキルを持った選手が呼ばれています。CTBは『WTBの選手にボールを供給することが重要』と言われていますので」

── 梶村選手は今季のリーグワンでもキックをよく使うようになったことで、プレーの幅が広がったように感じます。

「より(スキルとしてキックを)蹴れるようになってきました。ボールキャリーだけではやっぱりしんどいな......というのを自分でも感じていましたので。キックがあればもっといろんなスペースにボールを運べるので、ずっとそのようなトレーニングは続けてきました。

 当初はなかなか試合で試す機会もなかったのですが、イーグルスではジェシー(・クリエル/南アフリカ代表CTB)のランを活かすために、今季は何度もチャンスメイクができています。プレーの幅が広がってできることが増えてきているのは実感していますね。

 ただ、日本代表での評価は、そんな簡単に変わることはないです。(優先順位が)一本目の選手と比較して、もっとやってほしいと(コーチ陣からも)言われていますから。

 イーグルスを指揮する(沢木)敬介さんからも『(中村)亮土さん(東京サンゴリアス)とディラン・ライリー(埼玉ワイルドナイツ)に勝負していける選手にならないといけない』と常々言われています。ふたりのプレーを特別多く見たりはしないですけど、試合があれば気になるところです」

── イーグルスではずっと12番(インサイドCTB)ですが、日本代表では13番(アウトサイドCTB)でもプレーしています?

「練習では12番だけでなく13番に入ることも多かったですね。イーグルスでも13番をやりたいのですが、チーム事情としてジェシーが13番しかできないので、やるタイミングがなかなかないですね」

── リーグワン開催中でも、日本代表のコーチ陣とミーティングをやっているのですか?

「毎週、Zoomでコーチひとりと選手5人くらいでミーティングがあります。そのミーティングでは、ひとりの選手の試合をクリップで抜き取って『このシチュエーションはどうすべきだったか?』などのディスカッションをしています。けっこう長い時間やっていますよ」

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