大畑大介が注目する若手ラガーマンは伸びしろの塊。FL下川は「令和の大野均」、SO李は「驚くべき成長」 (4ページ目)

  • 斉藤健仁●取材・文・撮影 text & photo by Saito Kenji

---- 最後にOBのひとりとして、日本代表にエールをお願いします。

「僕は日々、日本代表を応援する人間です。日本代表は常に結果を求められますが、勝敗がどうあれ、今秋の強豪とのテストマッチ3戦があったからこそ課題が明確となって来年のワールドカップに活きた、という試合にしてほしい。

 勝敗に一喜一憂するかもしれませんが、自分たちがやろうとしていたことがどれだけできて、どれだけの課題が出てくるのか、それを知ることが重要です。

 特に今回のオールブラックス戦は、アタック、ディフェンスともに自分たちが持っているものを表現するには最高の相手です。勝敗に対して決して小さくなるのではなく、世界の強豪相手に、大胆に、持っているものを出しきってほしいですね」


【profile】
大畑大介(おおはた・だいすけ)
1975年11月11日生まれ、大阪府大阪市出身。東海大付属仰星高→京都産業大を経て、1998年に神戸製鋼へ入社。日本代表歴は1996年に初キャップを獲得し、通算58キャップを保有する。ワールドカップは2度(1999年・2003年)出場し、テストマッチ通算で世界最多69トライを記録。2011年に現役引退。2016年、ワールドラグビー殿堂入り。ポジション=WTB、CTB。身長176cm、体重82kg(現役時代)。

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