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松島幸太郎、渡仏の理由と日本代表への思い
「世界で通用する選手になるため」 (4ページ目)

  • 斉藤健仁●取材・文・撮影 text & photo by Saito Kenji


 決勝戦を横浜で観戦した松島は、それを目の当たりにしてこう思った。

「自分たちに勝った南アフリカ代表が優勝したことはうれしかったですが、優勝シーンを目の前で見て、次のワールドカップでいい結果を残したいという気持ちになった。日本代表と南アフリカ代表に大きな差があるとは思わなかったし、日本代表の実力も世界がわかったと思う」

 2023年ワールドカップでベスト4以上の成績を残すために、どうすればいいか。個々のレベルアップが必要なのは、松島だけでなく多くの日本代表選手が痛感している。

 ただ、2021年からサンウルブズがリーグから除外されるため、そう簡単にスーパーラグビーでプレーすることは叶わない。より高いレベルでプレーするためには、海外移籍はその選択肢のひとつ。当然、ワールドカップで活躍した日本代表選手には、海外チームからさまざまなオファーがあるという。

 ワールドカップ後に松島は、日本人選手の海外移籍についてこう言っていた。

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