18歳女子高生は7人制ラグビー日本代表。「東京五輪で金メダル!」

  • 斉藤健仁●取材・文・撮影 text & photo by Saito Kenji

 東京オリンピックまで、あと5カ月あまり----。「メダル獲得」という大きな目標に向けて強化合宿と遠征を重ねているのが、「サクラセブンズ」こと女子7人制ラグビー日本代表だ。

高校3年生の松田凛日(左)と香川レメ優愛ハヴィリ(右)高校3年生の松田凛日(左)と香川レメ優愛ハヴィリ(右) 現在、オリンピックに向けたスコッド(日本代表候補選手)は22名ほど。リオ五輪出場経験のある社会人選手や大学生たちのなかで、ふたりの女子高生が切磋琢磨しながら夢の舞台に挑んでいる。

 そのふたりとは、BK(バックス)の松田凜日(りんか/國學院栃木高3年)と、FW(フォワード)の香川メレ優愛ハヴィリ(熊谷女子高3年)。昨年4月に北九州で行なわれた、各国を転戦する国際的な大会「ワールドシリーズ」において、ともに17歳で「世界デビュー」を果たした逸材である。

 中学3年生で日本代表候補合宿に呼ばれ、そのポテンシャルから「日本の宝」「将来のエース」と期待されてきたのが、周囲から「りんか」の愛称で呼ばれている松田だ。父は日本代表キャップ43を誇り、ワールドカップにも3度選ばれた松田努氏。まさに、ラグビー界のサラブレットである。

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