リーチ マイケルが誓う!「W杯の目標は、3勝してベスト8」 (4ページ目)

  • 松瀬 学●文 text by Matsuse Manabu
  • 高見博樹(T&t)●写真 photo by Takami Hiroki(T&t)

――2016年リオデジャネイロ五輪からセブンズは正式競技となります。五輪は意識しますか?

「意識はします。でも、まずワールドカップです。その前に東芝です。スーパーラグビーもあります」

――11月には五輪予選がありそうです。もう体が2つぐらい、ほしいですね。

「2つ、3つほしいです(笑)」

――リオデジャネイロ五輪には出場したいですか?

「スポーツの最高の舞台ですから。チャレンジしたい。でも、僕はセブンズの選手じゃない。セブンズのチームが一生懸命やってきて、最後に自分がポンとそこに入るのは……。僕のために誰かがオリンピックに行けなくなったら、その人に悪い気がする。やはりリオ五輪に出るなら、11月の五輪予選に出て、1年間、ずっとセブンズの活動をしなければいけない」

――2019年に日本でW杯、2020年には東京五輪です。

「すごくいい時に生まれたなって思う。すごく楽しみです。年齢も30歳、31歳で」

――マイケル選手はまだ、発展途上の選手だと思います。理想のラグビー選手を山のてっぺんとしたら、今、どのあたりでしょうか。

「まだ4合目あたりでしょう」

――では、今年のW杯のベスト8を山頂としたら、ジャパンはどのあたりにいるでしょう?

「う~ん、6合目あたりかな。これからの登りが険しくなる。まず個人の力で8合目まで行って、あとはチームとして戦術を磨き、まとまりでトップに登ります」

――夢はありますか?

「将来、高校の監督になりたい。ずっと教師になりたかった。もし、できることなら(母校の)札幌山の手高校に戻って、ラグビー部を花園に連れていきたい」

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