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宿敵・韓国もビックリ。
ハンドボール「ダグルジャパン」は気迫が違う (3ページ目)

  • 宮崎俊哉●取材・文 text by Miyazaki Toshiya
  • 吉村可奈美/フォート・キシモト●撮影 photo by Yoshimura Kanami/PHOTO KISHIMOTO

 日本代表監督として初陣となる今回の日韓戦メンバーに、ダグル監督は多彩な選手をチョイスした。ベテランは2015年11月のリオデジャネイロオリンピック・アジア予選以来の代表復帰となる36歳の宮﨑大輔(大崎電気)から、若手は18歳の部井久(ベイグ)アダム勇樹(博多高)まで。そんな新監督への期待の高さの表れか、7月29日に東京・駒沢オリンピック公園体育館で行なわれた「日韓定期戦2017」はチケット完売となり、ファンが会場を埋め尽くした。

 日の丸とサポーター番号「8」のプラカードが掲げられ、サッカーやバレーボールの日本代表戦にも引けを取らぬ大声援のなか、ダグルジャパンの選手たちは試合序盤からファイティングスピリットを見せる。強敵・韓国に対して一歩も引かず、60分間絶えず集中力を切らすことなく、最後まで勝利を信じて戦い抜いた。

 宮﨑は誰よりも長くコートに立ち続け、攻守にわたってチームを鼓舞。勝負どころの後半スタートには2連続得点を記録する。さらにセンターでは東江雄斗(あがりえ・ゆうと/大同特殊鋼)がしっかりとゲームメイクし、キャンプテンの信太弘樹(しだ・ひろき/大崎電気)が要所で得点すれば、それに負けじと渡部仁(トヨタ車体)も技ありのシュートを炸裂させた。

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