河村勇輝インタビュー「世界に『日本のバスケがこんなに強くなったのか』という印象を与えたい」 (5ページ目)
── ワールドカップでは世界を驚かせたいという思いも?
「もちろん、ありますね。『日本のバスケがこんなに強くなったのか、注意しないといけないな』という印象を与えたい思いはあります。また、個人としても今後、海外でやっていきたい気持ちがあるので、そのアピールの場として思いきりやりたいなと思っています。
ただ、だからといってアピールしたいがためにエゴを出して、自分の役割じゃないことをするのとは、まったく話が違います。求められる役割を100%発揮することができれば、おのずと世界へアピールすることになるので、それを信じて、今やるべきことをやりたいなと思っています」
<了>
【profile】
河村勇輝(かわむら・ゆうき)
2001年5月2日生まれ、山口県柳井市出身。福岡第一高校時代はウィンターカップ2連覇など4度の全国タイトルを獲得。高校3年時に特別指定選手として三遠ネオフェニックスに加入し、2020年1月にはB1史上最年少(18歳8カ月23日、)出場記録を更新する。2020年4月、東海大学に進学。同年12月に横浜ビー・コルセアーズの特別指定選手としてプレーし、2022年3月に大学を中退してプロ契約を締結する。2022-23シーズンはBリーグMVP、ベストファイブ、新人賞などを受賞。日本代表は2022年7月の台湾戦でデビュー。ポジション=ポイントガード。身長172cm、体重72kg。
著者プロフィール
永塚和志 (ながつか・かずし)
スポーツライター。前英字紙ジャパンタイムズスポーツ記者。
Bリーグ、男女日本代表を主にカバーし、2006年世界選手権、 2019W杯等国際大会、また米NCAAトーナメントも取材。 他競技ではWBCやNFLスーパーボウル等の国際大会の取材経験 もある。著書に「''近代フットボールの父'' チャック・ミルズが紡いだ糸」(ベースボール・マガジン社) があり、東京五輪で日本女子バスケ代表を銀メダルに導いたトム・ ホーバスHC著「ウイニングメンタリティー コーチングとは信じること」、川崎ブレイブサンダース・ 篠山竜青選手 著「日々、努力。」(ともにベースボール・マガジン社) 等の取材構成にも関わっている。
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