検索

言葉の魔術師ホーバスHCはアメとムチの使い分けが絶妙。活躍した選手に「褒めないよ」と言ったワケ (5ページ目)

  • 永塚和志●取材・文 text by Kaz Nagatsuka
  • photo by Nikkan sports/AFLO

パリ五輪出場に欠かせぬ言葉

「『代表だからクールなんだ』じゃなくて『もっと必死こいて、新しい日本のバスケットボールのカルチャーを作っていかなきゃいけないんだ』って(ホーバスHCが)叫んだ時には、グッと来ましたね」

 ホーバスHCは、選手たちに厳しい言葉を投げかけるのも、彼らとの関係性が構築できて初めてできるのだと話している。

 今後、男子代表が合宿と試合を重ねていくにしたがって、ホーバスHCと選手たちとの距離は縮まっていくだろう。その時になれば、真の意味で彼が「言葉の魔術師」たる力量を発揮し始めることになるのでないだろうか。

 日本男子代表にとってパリ五輪出場が大きな目標だが、そこへ歩みを進めていくうえでホーバスHCの「言葉」にも注視したい。

田臥勇太40歳。身体は動かず、できないことも増加。では、どうする?

5 / 5

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る