馬場雄大の3PT成功率が劇的UP。
アプリを使った練習でスピード強化 (6ページ目)
成果は数字にも表れた。
馬場の2019−20シーズンのスタッツは、平均6.3得点、2.5リバウンド、1.3アシスト。序盤は出番が少なく(11月と12月の平均出場時間は14.4分)数字は伸びなかったが、徐々に信頼を得ると(1月、2月は26.0分)本来の実力を発揮。1月31日からは5試合連続で先発し、この期間は平均33.8分出場して13.4得点、4.2リバウンドを記録した。
20分以上の出場時間があった試合は計11試合、30分以上は計5試合あったが、それぞれ平均得点は10.9得点と12.4得点。3PTの成功率はそれぞれ46.5%、52.6%と、日本人選手という贔屓目を抜きにしても素晴らしく、このレベルでプレーできることを証明した。
無論、馬場が見据えるのはNBAだ。ここで到底、満足などしない。
普段から馬場は、バスケットボールのパフォーマンスにつながるような生活を心がけている。アルバルク時代はグルテンフリー(小麦粉等に含まれるたんぱく質をグルテンといい、植物アレルギーや腸の炎症を引き起こして体調不良となる場合もある。グルテンフリーとこうした植物を摂取しない行為)に取り組んでいた時期もあったと、馬場は言う。
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