馬場雄大の3PT成功率が劇的UP。
アプリを使った練習でスピード強化 (4ページ目)
この修正を加える前の馬場のリリーススピードは「1.2から1.4(秒)」で、「ゲームのなかで彼が打っていたシュートだったら、たぶん1.0(秒)とかだった」と森氏は記憶する。ところがこの取り組みを通して、最終的には「0.5か0.6」にまで時間を縮めることができたという。
現代の「NBAの3PT王」といえばステフィン・カリー(ゴールデンステート・ウォリアーズ)だが、同選手のリリーススピードは0.4秒程度だと言われている。そこだけを見ると、馬場のシューティングの速さも遜色がなくなっているのがわかる。
メンフィス・グリズリーズの2ウェイ契約選手としてプレーする渡邊雄太は、パスを受け取ってからボールを下げる動作をなくしたことで、より素早く3PTをリリースできるようになったという。馬場も同様の試みをしており、その点もシューティングスピードの向上につながった。
シューティング技術が向上した手応えについて、帰国した馬場に話を聞いた。
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