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「高校生がここまでやるか」の衝撃。
河村勇輝に進学よりプロを勧める声 (8ページ目)

  • 永塚和志●取材・文 text by Kaz Nagatsuka
  • photo by Nikkan sports/AFLO


「(河村は)通用するとは思うんですけど、大学で筋トレしてフィジカルをつけてからのほうが、高校からプロに行くよりも、もっとやりあえると思います」

 河村の人生は彼のものなのだから、我々外野がどうこう言うべきものではないかもしれない。だが、将来の日本代表の主力PG(ポイントガード)となるポテンシャルを持つこの選手を、プロのトップの環境で見続けたいというファン心理は自然なものだろう。

 現在26歳の富樫は、8歳下の河村が将来、ライバルとなると考えているかと問われると、「歳も離れているし危機感ではないが、彼が大学を卒業する時など、また争わないといけないのかな」と話した。

 日本代表は今後、世界と伍して戦うために、すべてのポジションでより身長の高い選手を採用していくことが予想される。富樫と河村というふたりの小兵PGが、そこにどう割って入っていくかも注目だ。

 大学に行くにしても何にしても、河村勇輝という選手が我々の脳裏に、鮮明に焼きついてしまったのは間違いない。

 また新たなスターが、日本のバスケットボール界に誕生した。

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