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八村塁が渡邊雄太と契った思い。
代表戦不参加も「先輩たちを信じてる」 (4ページ目)

  • 小永吉陽子●取材・文・写真 text&photo by Konagayoshi Yoko

――渡邉雄太選手が一足先にNBAでプレーしていますが、どのような刺激を受けていますか?

 僕も目標にしている舞台なので、そこで雄太さんが先に頑張って戦っていることはすごいことだし、それを見て僕も頑張ろうと思います。今回、僕たちは予選に出られないんですけど、僕たちも日本代表の一員なので、代表の試合が近くなったら連絡をしようと思っています。

――日本代表やゴンザガ大のエースとして、そしてNBAでのプレーを目指して、八村選手には様々な期待がかかっていますが、それらを背負うことをどう考えていますか?

 そういう、背負うものの重さは感じるんですけれど、それを感じてもしかたないし、考えてもしかたないと思っています。あまり考えすぎると自分のやるべきことが絡まったりするので、そういう重さみたいなものはあまり考えすぎないように横に置いといて、自分のやるべきことを今はやるようにしています。

――今だったら、ゴンザガのエースとして目の前の試合があり、そこでの役割を乗り越えていくことで、その先があるということですか?

 そうです。今はゴンザガのチームで勝つことが大事です。このチームでバスケをすることが僕はすごく好きなので、それに集中してやるべきことをやりたい。

――八村選手にとって、今のいちばんの目標は何ですか?

 僕たちは(1年生のときに経験したNCAAトーナメントの)ファイナル4をもう一度目指しているので、そこに向かってチーム一丸となってやることです。チームとしてはディフェンスをしっかりやることで僕らのチームの勢いが出るので、ディフェンスをもっと強めていきたい。今回は日本代表の試合に出られなかったけど、アメリカで目の前のことに集中して頑張ることが、僕のこれからにつながっていくと思っています。

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